ジーンズを購入する時にワンウォッシュ?リジッド?と迷ったことはあると思います。
「そもそも何が違うの?」と思ったことはあるのではないでしょうか?
デニム好き!なそこのあなた、ワンウォッシュとリジットの違いを知っていますか?
今さら聞けないと思っている人もいるのではないでしょうか?違いを知ってデニムライフを楽しみましょう。
目次
リジッドデニム(生デニム)とは?
リジッド(rigid)とは英語で=硬い、硬直、の意味です。
英語訳の通り、リジッドデニムはバリバリで、カチカチです。
リジットデニムと生デニムの違い
今では生デニム=リジッドデニムともよく言われますが、実は細かいところでは少し違います。
生デニムとは?
未洗いで防縮加工されていないデニムのことです。
リジッドデニム生地には2つの種類があります。
アンサンフォライズド
糊付きで未洗いの防縮加工を施していないデニム生地。
リジッドデニムのアンサンフォライズドのことを生ジーンズ(RAW JEANS)とも呼びます。
サンフォライズド
糊付きで未洗いの防縮加工が施されたデニム生地
発明者のサンフォード・クルエットが名前の由来です。
ジーンズのフロントはボタンフライが主流でしたが、サンフォライズドの発明によってジーンズのフロントがジッパーのジッパーフライが本格的に生産されるようになりました。
リジッドデニムとは糊付きで未洗いのデニムのことを指します。
厳密には、糊付きで未洗いの防縮加工が施されたデニム生地は生デニムとは言いません。
ただ現在は、未洗いので糊付きのデニム地を総じて生デニムという認識になっていることがいいいです。
ショップ店員でもリジッドデニム=生デニムで理解しているので、リジッドデニムと生デニムを分ける必要は特にないでしょう。
豆知識として知っておきましょう。
リジッドデニムのメリット、デメリット
メリット
メリハリのある色落ちが楽しめる。
最初から本人の手だけで育てられる。
デメリット
リジッドの言葉通り、硬くてバリバリで穿きづらいです。
洗うと縮むのでサイズ選びが難しい。
ワンウォッシュデニムとは?
デニムの糊を洗う落とすために1度洗うことを言います。リジッドデニムを1度洗った状態です。
1度洗う=ワンウォッシュです。
現在、日本で販売されているジーンズの90%以上は防縮加工されたワンウォッシュデニムです。
ワンウォッシュデニムのメリット、デメリット
メリット
糊が洗い落とされているので柔らかく穿きやすい。
洗って縮んだ後なのでサイズ選びで迷わない。
デメリット
リジッドデニムに比べるとメリハリが色落ちのメリハリが少ない。
1度洗っているので本人以外の手が加わっている。
ワンウォッシュとリジッドはどっちがおすすめ?
デニムのエイジングを楽しみたい人や1からデニムを育てたい人はリジッドデニムがおすすめです。
初めから吐きやすく、サイズ感や縮みが気になる人はワンウォッシュデニムがおすすめです。
レプリカジーンズブランドなどのこだわったジーンズを作っているブランドはリジッドジーンズしか扱っていないところもあります。
リジッドデニムのサイズの選び方。
リジッドデニムは洗うと縮みます。
サイズ選びに失敗してしまうと思ったよりサイズ大きくてブカブカになったり、小さくなりすぎてピチピチになったりしてしまうことがあります。
サイズ選びで1番イイ方法はブランドの店員さんに相談することです。
ブランドごとにデニム生地は違います。
同じ洗い方をしてもブランドごとに縮み方は違ってきます。
店員さんはもちろんプロですし、自社のブランドことは熟知しています。
「こういう洗い方をしたらこれぐらい縮む。」など、いろいろな情報を持っています。
洗い方次第で縮み方は変わってきますので、店員さんに相談しならサイズを選ぶことをおすすめします。
リジッドデニムの洗い方
ネットでリジッドデニムを購入しようと思った時に、ブランドサイトでは縮みが〇cm〜○cmと表記がある場合があります。
はっきり何cm縮むか教えてほしいと思う人も多いといもいます。
これに関しては個体差や洗い方で変わってきてしまうのでブランド側としてもこういう表記しかできないというのが現実です。
そこで一般の人でも可能なおすすめの洗い方を紹介します。
これは1番縮むであろう方法です。
コインランドリーで洗濯して乾燥機をかけましょう。
手順
1、ジーンズを裏返してボタンもしっかり留めましょう。
これは表面の生地を痛めないためです。
2、洗濯機に入れて洗濯する。
洗濯の際の洗剤は糊を落とすだけなのでなくてもOKです。
ただ糊が残っていると縮み切らないので中性洗剤を使った方がより糊が落ちやすいです。
水分をしっかり含ませてしっかり揉む方が縮みます。
3、乾燥機をかける。
実はこのコインランドリーの乾燥機を使うことが重要です。
家庭用の乾燥機よりコインランドリーの乾燥機の方がパワーが強いのでおすすめです。
短時間で強い熱が伝わるので縮みやすいです。乾き切るまでやりましょう。
注意点
1、
1回目で大きく縮みますが、その後も小さく縮むこともあるので2回、3回、繰り返せば十分でしょう。
たまに5回目ぐらいまで縮むという人がいますが、縮んだとしても気持ちの問題レベルです。
また履いていたジーンズは伸びています。洗うことによって伸びがなくなり、生地が締まって小さくなった気がしますが、これは縮みとは別です。
2、
乾燥機を使うと変に筋が入ってしまったりすることがあるのでジーンズをしっかり広げて乾燥機に入れましょう。
もし筋が入ってしまった場合はもう一度洗濯して干しましょう。
裏からアイロンをかけてもイイです。
アイロンをかける場合は折り目がなどがつかないように気をつけましょう。
色泣きに注意。
色泣きとは?
洗濯や雨、汗などで衣類が濡れたとき(湿った状態で)、衣類同士の摩擦作用により、濃色部から淡色部に染料が移動して「色が泣き出したように見える」現象です。染料が染み出ること。
なぜ色泣きが起こるのか?
通常、染料は水を溶媒として染料の物質の分子が繊維に移動し定着することにより染色されます。
染料として用いられる物質の分子は、水につかると移動する性質があります。
デニムに使用するインディゴは物理的にとても剥がれやすく、染着性が極めて弱い性質があります。
インディゴは固着しにくく、インディゴは剥がれやすいです。
色落ちしないデニムは存在しません。
まとめ
・リジッドデニムは糊が付いた未洗いのデニム。
・ワンウォッシュデニムは1度洗って糊を落としたデニム。
・色落ちを楽しみたいならリジッドデニム。
・ワンウォッシュは糊が落ちているので柔らかく履きやすい。
リジッドデニムとワンウォッシュデニムはそれぞれに魅力があります。
自分のスタイルや好みに合わせて選ぶことがおすすめです。
どちらを選んでも後悔はないでしょう。