スニーカーブランドのVANS、街中でも履いている人をよく見かけます。昔はスケボーやサーフィンなどの横乗り系のスポーツの人に愛され、履かれたいました。現在では横乗り系の人だけではなく幅広い世代に愛され履かれています。
目次
VANSとは?
1966年にPaul Van Doren(ポール・ヴァン・ドーレン)がJim Van Doren(ジム・ヴァン・ドーレン)、Gordon Lee(ゴードン・リー)、Serge Delia(セルジュ・デリーア)の3人と手を組み設立したスニーカーブランドです。VANSというブランドの名前は「ヴァンとその仲間達」という由来があります。
現代ではブランドがスニーカーのオーダーシステムが展開されている事があります。実はVANSも「カスタムオーダーの受注生産」から始まったブランドです。これはあまり知られていない事です。希望のサイズ、色を選びオーダーを受けてから制作する流れでした。当時のカスタムオーダーのオーダーのベースになったVANSの最初のモデル「AUTHENTIC(オーセンティック)」です。
サブカルチャー
1970年代にアメリカ西海岸でスケートボード、サーフィンなどの横乗り系のスポーツのサブカルチャー的なアイコンで、その地位を確立しました。カリフォルニア・ベニスビーチのサーフショップ「ゼファー」のスケート・チーム「Z-BOYS」の主要メンバーとして知られるカリスマスケーターのTony Alva(トニー・アルバ)とStacy Peralta(ステイシー・ペラルタ)の影響はとても大きかったです。
映画
当時のアメリカ西海岸のベニスビーチ付近、通称「ドッグタウン」の雰囲気を味わうなら、映画「ロード・オブ・ドッグタウン」がおすすめです。実際にZ-BOYSの実話をもとに映画化しました。Z-BOYSの中心メンバー、トニー・アルバとジェイ・アダムスが役作りの指導に当たり、ステイシー・ペラルタが脚本を担当しているのだからリアルじゃないわけがない。
私は、この映画を何回も見ました。めちゃくちゃカッコいいです。スケートに興味ない人でも楽しめます。
OLD SCHOOL(オールドスクール)とは?
1978年デビュー
VANSの定番モデルのOLD SCHOOLは1978年にデビューしました。
BMXライダーの為に作られたモデルがOLD SCHOOLです。ですが、デビュー当初からスケーターからの支持が高かった為、本来のディテールからスケーターが履けるようにディテールが改善されていきました。例えば、デッキテープと擦れる爪先部分に補強をいれるなどしました。
OLD SCHOOLの特徴的なデザインの1つの「ジャズ・ストライプ」。ジャズ・ストライプを初めて施したのはOLD SCHOOLです。他ブランドとの違いを必要としたことからポール氏が波を連想させるような曲線による美しいラインを提案しOLDスクールに採用されました。
OLD SCHOOLの魅力
現行モデルであっても、どことなくレトロ感があるスニーカーです。横乗り系のスニーカーなのでカジュアルな印象は強いですが、レトロ感があることでシックで落ち着いた印象も与えてくれます。カジュアルとシックを併せ持つスニーカーです。
OLD SCHOOLの種類
日本企画とUSA企画がある。
日本企画はシューズショップのABCマートがライセンスを持っています。日本企画はABCマートで販売されていています。ABCマート以外のショップで売られているVANSはUSA企画です。楽天などのネットショップで売られているVANSはUSA企画で並行輸入しています。
日本企画とUSA企画は何が違う。
USA企画の方がスタイリッシュでカッコイイという情報がネット上では飛び交っています。真相の方はどうなのか?解説していきます。
ワイズの違い
日本企画は足幅が広い日本人の足に合わせて作っているのでワイズは大きいです。USA企画は足幅が細い欧米人用なのでワイズは細いです。作りが細長くなるのでスタイリッシュに見えることは当然です。それよりも自分の足にあったサイズを選ぶこと方が重要です。
ジャズ・ストライプの違い
ネット上ではOLD SCHOOLの特徴的なデザインの1つの「ジャズ・ストライプ(波型のサイドラインの事です)」がUSA企画の方が細くてスタイリッシュで、日本企画は太くてボテっとした印象と言われています。正直「言われてみれば、そんな気がする。」程度のレベルです。過剰に反応するほどではないですね。
日本企画の方が反り返りが強い。
ほんの少しの差ですが日本企画の方が堀帰りが強いです。気になるほどではないですね。履いていれば全く気にならないレベルです。
品番の違い。
例えばBLACKなら、
USA企画の品番はVNで始まります。「VN000D3HY28」
日本企画の品番はVから始まります。「V36CL」
日本企画とUSA企画はどっちが良い?
色々と日本企画とUSA企画を比較してきましたが、結局は「どっちが良いの?」と思っている方がいると思います。
私なりの見解ですがそれぞれに多少なり特徴があるのでおすすめの企画をご紹介します。
こだわりたい人はUSA企画。
VANSの本国の製品で本物と言えばUSA企画の方が本物感があります。気持ち的な部分にもなってしまいますが本物を履いているという気持ちになれます。
履き心地を重視する人は日本企画。
日本人の足を考えて作られています。ほとんどの日本人はこちらの方がしっくり履けると思います。USA企画と比べても見た目はあまり変わらないので、とにかく履き心地を重視する人は日本製がおすすめです。
おすすめの色
BLACK
OLD SCHOOLの中で一番の定番の色ですね。BLACKを買っておけば間違い無いという色です。
日本企画
USA企画
NAVY
こちらもBLACKと同じく定番色ですが、BLACKよりもレトロ感があり、古着っぽい雰囲気の色使いです。
日本企画
USA企画
BLACK+WHITE CHECK
VANSと言えば、チェック柄ですね。これこそVANSというスニーカーが欲しい人におすすめです。
日本企画
USA企画
BLACK/WHITE/GUM
ソールがGUMになっているモデルです。スケーターのイメージが強いですね。その為、BLACKよりもよりカジュアル に履けるのでカジュアルなスニーカーを探している人におすすめです。
日本企画
USA企画
おすすめの履き方
靴紐を交換してみましょう。OLD SCHOOLは靴紐が若干太めです。少し細めの靴紐に交換してみましょう。
色も変えてみてもいいと思います。おすすめは黒の靴紐です。カジュアル感が弱くなり、スッキリした印象になります。
その他の色
限定品や別注品がたくさん存在いたします。特にUSA企画に多いです。偽物というわけではないので気に入ったデザインなら購入しても問題ないでしょう。
USA企画の品番はVNで始まります。例えばBLACKは「VN000D3HY28」
購入時の注意点
日本企画は基本的にABCマートでしか販売されていません。ABCマート以外の店舗の製品は並行輸入のUSA企画です。
USA企画に製品に関しては、並行輸入になりますので単価は統一ではありません。単価にバラつきがありますのでご注意ください。
まとめ
・シンプルでカジュアルなスニーカーでどんな格好にも合わせやすい。
・VANSというブランドの強み。
・レトロ感がありカッコイイ。
人気スニーカーブランドのVANSの中では、一番オーソドックスでクセがなおモデルのOLD SCHOOL。
初めてのVANSの購入を考えている人にはぴったりのモデルです。定番モデルなので1足は持っておきたいスニーカーです。